今はRPG系はあまり人気がない?今人気のゲームは
最近の子どものゲームの好みは昔とは変わってきている
2年間の先行がアメリカでのソフトの充実という点で任天堂をはるかに凌駕し、この91年のクリスマス商戦時にセガ150本に対して任天堂10本と日本とは逆の状態になっていた。このアメリカでの逆転劇は決して任天堂の王者の地位は揺るぎないものではないという自信を他のメーカーに与えた。よいものを如何に早く出すか、これがこれからの市場を確保していくことにつながることをセガは学んだ。
それが昨年のミニビット機「サターン」の94年秋発売という早めの発売発表につながったようである。「サターン」については後述するが、アメリカでの「メガドライブ」の勝利を本国で実現させようとセガが狙っていることは確かだろう。セガの経営哲学が芽を吹き、売上げも任天堂に迫リつつある。このアメリカでの勝利は国内におけるCD-ROMシステムでの勝利につながった。91年12月セガは「メガドライブ」にCD-ROMドライブを装着した「メガCD」を発売した。
CD-ROMシステム自体は既に88年にNECホームエレクトロニクスから「PCエンジン」とCD-ROMシステムを一体化した「PCエンジンCDロムロム」が出ていたが、16ビット機のシステムとしては業界に先駆けたものだった。任天堂のCD-ROM戦略に対抗しての早めの市場投入だったが、相手の任天堂はソニーとのすったもんだなどの問題もあり、いまだにこの分野の製品を世に送り出してはいない。CD-ROMの部分ではセガと1日の長のあるNECホームエレクトロニクスの争いとなったが、昨年セガはさらに「メガドライブ2」(1万2800円)と「メガCD2」(2万9800円)を相次いで発売して、この分野で一歩先に進んだように思う。
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年間セガが社員のスカウトに使う予算は1億円とも2億円ともいわれ、目をつけた人物には1年以上もねばり強く説得して引抜きに当たるらしい。ソフトハウスなどの人材引抜きは日常業務のひとつとも言われているが、セガはそれをさらに大規模にし、トップクラスの役員を含めた大がかりな形で展開しているわけだ。
業界内部にはこのあまりにもあけすけな人材ハンティングをにがにがしく感じている向きも少なからずあるが、絶えず社内に刺激を与え、固まった組織づくりをしないことがセガの新しい発想、戦略眼の根源になっていることは確かだ。任天堂と違い家庭用の他に業務用ゲーム機の好調がセガの強み。セガの任天堂急追撃の理由をこういう観点から見る見方も存在する。
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